夏の暑さが続くと、多肉植物の葉がシワシワになったり、元気がなくなったりしていませんか?
水をあげても復活しないと「このまま枯れてしまうかも…」と心配になりますよね…
そんなときのレスキュー方法としておすすめなのが、
初心者の方でもカンタンにできる方法で、弱った多肉に負担をかけずに水分と栄養を補給できます。
この記事では、以下4つのポイントを初心者にもわかりやすく解説します。
- 微粉ハイポネックスの腰水が夏バテ多肉に効果的な理由
- シャワーと腰水の違い、それぞれのメリット・デメリット
- 夕方〜夜に水やりするのがおすすめな理由
- 微粉ハイポネックスの腰水のやり方
あなたの多肉を夏の暑さから守るヒントとしてこの記事を読んでみてください。
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微粉ハイポネックスの腰水が多肉の夏バテに効く理由

多肉植物は乾燥に強いイメージがありますが、真夏の高温期は水分不足で「夏バテ」を起こしがちです。
葉がシワシワになるのはそのサイン!
今回紹介する微粉ハイポネックスは水に溶けてすばやく効く速効性の肥料です。
腰水で使うと以下の3つの効果があります。
- 土から根へ優しく水分と栄養を届ける
- 弱った根にも負担が少ない
- 葉がぷりっと張りを取り戻すきっかけになる
特に、夏バテで根の吸水力が落ちている多肉にとって、腰水は効率よく水分補給できる方法です。
シャワーと腰水の違いは?メリット・デメリットを比較

多肉の水やりには「上からシャワー」と「腰水」の2つの方法があります。
それぞれの特徴を知って、使い分けると効果的です!
シャワーのメリット4つ
- 葉や株全体の汚れを洗い流せる
- 葉裏に潜むハダニなどの害虫を物理的に落とせる
- 土の中にたまった“余分なもの”を外へ出す効果がある
- 夕方に軽くシャワーで葉を濡らすと気化熱で葉温が下がる
シャワーのデメリット4つ
- 真夏の日差しで葉に残った水滴がレンズ効果を起こし葉焼けのリスクが高い
- 風通しが悪いと蒸れてカビや病気の原因になる
- 蒸れ対策の水滴とばしが面倒
- 水やりが行き届かないケースがある
腰水のメリット4つ
- 葉に水がかからないため葉焼けの心配がない
- 鉢底から根が必要な分だけ水を吸い上げる
- 水分をムラなく均等に吸わせる
- 初心者でも簡単にできる
腰水のデメリット2つ
- 浸けっぱなしにすると土が過湿になり根腐れの原因になる
- トレーの水が汚れると雑菌が繁殖することがある
どちらを選ぶべき?
弱った株や夏バテ気味の多肉には「腰水」で優しくケアするのがおすすめです。
元気な株なら、涼しい時間帯に上からシャワーでもOK。
夕方〜夜の水やりがおすすめな理由

多肉植物はCAM型光合成という仕組みを持ち、昼間は気孔を閉じて水分の蒸発を防ぎ、夜になると気孔を開いてCO₂を取り込みます。
このため、夕方〜夜は根から水分を吸い上げやすい時間帯です。
さらに、夕方以降は気温が下がるため、
- 葉焼けの心配がない
- 土の水分が蒸発しにくい
- 株へのストレスが少ない
といった3つのメリットもあります。
ただし、夜間の湿気で蒸れないように、風通しのよい場所で管理するのがおすすめです。
微粉ハイポネックスの腰水のやり方
1. 底面給水トレーに希釈液をつくる
微粉ハイポネックスは「500倍」に薄めます。
水1リットルに対して微粉ハイポネックス約2g(付属スプーンの大きい方)
100圴のバケツはℓのメモリがついてるので、それで希釈液を作るのもおすすめ!
2. 多肉を底面給水トレーに置く
多肉をトレーに置き、鉢底からじわじわと水を吸わせます。
土の表面がしっとりするまで待ちましょう。
目安の給水時間は約5〜10分程度
長時間の浸けっぱなしはNGです。根腐れの原因になるので、表面まで十分湿ったらすぐにトレーから上げます。
3. 鉢を風通しの良い場所に戻す
腰水後は、鉢底の水が切れるようにしばらく風通しの良い場所に置きます。
システムトレーなど、通気性に優れたものを下に敷いて乾燥させるのもおすすめです。
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まとめ:微粉ハイポネックスは多肉初心者でも簡単にできる夏バテレスキュー
夏は多肉植物にとって試練の季節ですが、適切なケアで元気に乗り越えることができます。
微粉ハイポネックスを使った腰水は、初心者でも取り入れやすく、夏バテした多肉を優しくレスキューできる方法です。
ぜひ、夕方以降の涼しい時間帯に腰水を行い、この夏も多肉を元気に育ててみてください。