って多肉、ありますよね♡
そんなときはぜひ、このやり方を試してみてください♡
今回は幸せの多肉屋さん式!
カットした上はもちろんも下からも、葉挿しからもモリモリ♡
1株から本気で増やす胴切り方法をご紹介します。
胴切りなので、葉挿しが出にくいと言われている品種も増やせるのがうれしいポイント。
今回の記事が『胴切りって怖いけど、お気に入りの多肉を増やしてみたい…』というあなたの参考になればうれしいです。
\わかりやすい動画で見たい方はこちら/
カットするとこんなに増える!胴切り後の下の部分の変化
まずはカットするとこんなに増えるよ!ってところをお見せしたいと思います。
カットして適切な管理をすると、こんなに多肉がモリモリに!
胴切りしたばかりの下の部分↓
胴切りしてしばらくすると…↓
これが…こうなります!!↓
もっと成長すると…こんな群生に!!!↓
こちらはなんと!すべて胴切り後の下の部分だけ。
お気に入りの可愛い多肉が上だけじゃなく、下からモリモリ、さらに葉挿しまで増えたら…って考えるだけでワクワクしちゃいますよね♡
これでもっと増えやすい!多肉の胴切りの前の準備
事前に水やり・微粉ハイポネックスをあげておく
多肉が胴切りしたあと増えやすいように、水やりをしてふっくらさせておく必要があります。
胴切りしたときに葉っぱも一緒にとっていくので、葉挿しの成功率を上げるために、株全体を元気にしておくことがポイント!
シナシナの場合は微粉ハイポネックスをあげるのがおすすめ!
元気な株の方が根張りも良く、子吹いてくれる率も高いです。
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水やり後は、土が乾くまで待ちましょう。
水やり直後は濡れていたり、葉が水を吸ってパンパンで外しにくかったりするので、胴切りは水やりから1週間以上はあけるのがおすすめです。
多肉の胴切りに必要な道具を揃える
土を乾かしている間に必要な道具を揃えておきましょう。
必要物品はこちら↓
- ハサミ(テグスカット用)
- テグス(2〜3号)
- 鉢・鉢底ネット・鉢底石(葉挿しを植える用)
- 植物用札・筆記用具(名前を書くとき用)
- 葉挿し用の土(うちでは培養土・鹿沼土を50%ずつ混合)
- 殺虫殺菌剤 (うちではベニカXガード使用)
- IB化成(絶対オススメ!)
- ゴム手袋(なくても可、手の負傷防止)
- カットした多肉を入れておく容器(うちでは花かごを使用)
テグス(釣り糸)
テグスは2〜3号のものがおすすめで、うちでは茎の太さに合わせて使い分けています。
百均で十分なので、両サイズ用意しておくと便利です。
2号ポットくらいの苗は2号を、それ以上のものは3号を使うことが多いです。
テグスが細い方が傷つける葉っぱの量が少なくておすすめなのですが、株が立派だとテグスが切れてしまうことがあります。
そんなときは3号に変えて、再度やり直したりしています。
IB化成
これは超オススメ!
胴切りした下の部分に1粒置くだけで、子供の出てくるスピードが全然違うので、今では切ったら必ず使う必需品です。
水やりのたびに肥料成分が溶け出して、芽が出るのを手助けしてくれるんです♡
胴切りはハサミよりもテグスがおすすめ!その理由は?
多肉の胴切りをハサミを使ってやる人も多いと思うのですが、うちではハサミよりもテグスを使った方法をおすすめしています。
理由は慣れればテグスの方が簡単だし、その都度捨てられて器具の消毒も必要ないから。
多肉(エケベリア)を胴切りするときにハサミを入れるスキマを作るために、葉っぱをとるのってなかなかむずかしくないですか?
葉挿しを成功させるために多肉を元気にしているから、1週間以上あけても葉っぱがパンパンな多肉も多くて。
ムチムチの葉っぱって、うまくもげずにダメにしてしまうことがすごく多かったんですよね。
そんな人にこそぜひ試してほしいのが、テグスを使った胴切り!
慣れるまでは怖いかもしれないけど、ダメになる葉っぱの枚数も少ないし、胴切りした後の葉っぱの取りやすいことといったら!
テグスを使った胴切りのやり方
それでは実際にやっていきましょう!
①切りたい多肉を用意
胴切りしていい多肉の目安は、2号ポットモリモリ以上。
子株が脇から出てる子は難易度高めなので、初心者さんは避けましょう!
葉数が少ない子も避けます。
②テグスをハサミで30cmほどカット
うちでは2号ポットサイズは2号、それ以上は3号のテグスを使うことが多いです。
あまり短いと力がうまく入れられないので、長めにカットするとやりやすいです。
③切りたい多肉にテグスをまく
葉っぱを下1周残して、テグスを入れていきます。
葉っぱを1周残すのは、葉っぱがある程度ないと、上も下も生き残る体力がなくなってしまうから。
このテグスの位置が成功のポイント!
YouTubeでわかりやすいように動画で解説しているので、みてみてくださいね。
④テグスをゆっくり締めていき、カットする
テグスを手前で交差したら、葉っぱに引っかかっていないか確認しながら、ゆっくりキュキュキュっとテグスを引き締めていきます。
葉っぱの根元、茎の部分にテグスがいくのをイメージして引き締めます。
ギューっと引き締まって茎のところまでいったら、思い切って力を入れ、茎の部分をカットします。
⑤胴切り完了!バランスよく整え、葉挿しの葉をとる
はい、胴切り完了です(ドヤ)
やりやすいものは葉っぱが全部無事だったりして、うれしくなります。
1〜2枚ダメになるのは当たり前、それ以上ダメにしてしまったとしてもこんなもんか!と気にしないことが上達の秘訣です。
上の部分をバランスよく整えながら、葉挿しの葉っぱを取っていきます。
上の部分があまりにも小さいとうまく根付かず、死んでしまうこともあるので、ある程度の大きさは残しましょう。
⑥胴切りした下の部分にIB化成を置く
胴切りした下の部分の葉を5〜6枚以上残し、葉挿しの葉っぱを取ります。
いらない枯葉をキレイにしたら、薬をまいて土の上にIB化成を1つ置きます。
胴切りした下の部分に1粒置くだけで、子供の出てくるスピードが全然違うので、今では切ったら必ず使う必需品です。
水やりのたびに肥料成分が溶け出して、芽が出るのをサポートしてくれるんです♡↓
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⑦取った葉っぱを葉挿しする
最後に取った葉っぱを葉挿しして完了!
お疲れさまでした。これで上も下も、葉っぱからも増えちゃうから楽しみにしていてね♡
ちなみにうちでは、2号ポットに台所ネットをカットしたもの→鉢底石(硬質鹿沼土を使用)を底に2~3cm→培養土と鹿沼細粒50%ずつ配合したものに葉挿ししています。
病害虫予防のお薬をまくのもお忘れなく!
胴切り後の多肉の管理方法
カットした上の部分の管理は?
胴切りした上の部分はカット苗の発根方法と同じなので、お気に入りの方法があればそちらで管理してください。
うちの場合はある程度の大きさがあるカット苗は、土に植えると水をいつからあげていいかわからなくなるので、黒トレー(花カゴ)に並べて管理しています。
カット苗を名札と一緒に並べて、屋根のある明るい日陰で管理。
暖かい時期なら早ければ2週間、遅くて数ヶ月で根が出てきます。
根が出たら植えて、水やりを開始します。
カットした下の部分の管理は?
カットした下の部分も同じで、屋根のある明るい日陰で管理。
こちらはカット後の茎の部分が乾いた数日後から、水やりをしていきます。
水分を溜めておける葉っぱが少ない分、水やりの頻度は普通の多肉よりは気持ち多めです。
とった葉挿しの管理方法は?
こちらも置き場所は、屋根のある明るい日陰。
水やりはいろいろな意見がありますが、私たちは親葉が元気ならそんなに神経質になる必要はないかなと感じています。
そんな私たちですが、刺した葉っぱが元気で明るいけど直射日光はガンガン当たらないような場所に置いておけば、問題なく出てきてくれています。
感覚ですが、1週間に1度くらいは最低でも忘れないようにあげています。
根が張っていない時は水も吸えないので、サッと表面がしめるくらい。
根が張ってきたら土の3分の1がしめる程度の水やりに切り替えます。
その後は苗の成長に合わせて水の量を増やしていきましょう!
こちらの記事でも詳しく解説しています↓
よくある胴切り失敗例2つ
胴切りを失敗した例を2つお見せしたいと思います。
葉っぱがムチムチでたくさんダメにしてしまった例↓
初めの方に出した葉っぱがたくさんちぎれていた失敗例はこの子でした…
1周以上ダメにしてしまって、さすがの私も胸が痛かったです…
胴切りした下の部分の葉が少なくて、枯れてしまった例↓
チーン…って聞こえてきそうな写真。
胴切り失敗して2〜3枚とかしか葉っぱが残らなかった&葉っぱがポロポロ取れてしまったパターン。
気づいたら残っていたわずかな葉っぱも枯れていってしまいましたとさ。
テグスを使った多肉の胴切り!成功の4つのコツは?
上も下もある程度の大きさは残す
胴切り後に上も下も無事生き残ってもらうためには、両方ともある程度の大きさを残す必要があります。
多肉初心者さんは攻めすぎず、株を大きめに残しておくと安心です。
特に胴切りした下の部分は、最低でも葉っぱを5〜6枚は残すようにしましょう。
理由は葉っぱがなくなってしまうと、株がカリカリになって死んでしまうから。
下の部分は葉っぱが取れやすく、枯葉をとるとき一緒に外れてしまうことも多いです。
下の部分が生きていれば、モリモリたくさん増えてくれることが多いので、生存率を上げるためにも葉っぱは多めに残しておきましょう♪
初心者さんは難易度の低いものから挑戦!
子株がついてる株は子株を傷つけてしまう可能性があるので、初めは避けるのが無難です。
難易度低め⇨葉数が多い、葉っぱがもぎやすい、葉の間にスキマがある
難易度高め⇨葉っぱがムチムチ・パンパン、子株あり、キュッとしまっていてスキマがあまりない
お気に入りのものは後回しにして、たくさんある多肉ちゃんで練習してみると安心です。
手で広げて、テグスを入れるスキマを作る
失敗のパターンはテグスが葉っぱを傷つけてしまう、というもの。
それを防ぐためにはテグスが葉っぱを傷つけないように、しっかりと葉の根元、茎の部分にテグスを導いてあげるのがポイントです。
そのために手で葉っぱをよけて、スキマを作ってあげるとテグスを入れやすいです。
水を吸ってパンパンな状態だと、葉っぱが全く動かずにスキマを作ることができません。
水やり後は1週間以上は空け、苗の葉っぱの柔軟性にも気を配りましょう。
葉挿しをとる量を多肉によって変える
葉挿しが出るのかわからない子は葉挿しも少なめに。
葉挿しが出るとわかっている子は葉挿しの量も攻めることで、よりたくさんの子孫を残すことができます。
葉挿しが出ない株なら、上下に別れればラッキーという考え方でいれば、葉っぱをムダにすることもなくなります。
苦手な人も多いけど、できると多肉の楽しさがぐんと広がる胴切り。
よかったらテグスバージョンも、ぜひ1度試してみてくださいね♡素敵な多肉ライフを♡
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