多肉を育てていると春から夏にかけて病気やダニの被害で悩みますよね・・・
どんな薬剤がいいのか調べてみたら、
「多肉の病害虫対策にこの殺菌剤がおすすめ!」ってYouTubeを見つけて一安心!
おすすめされた殺菌剤を使ってみた結果…
知らないうちに使ってた…汗
この記事では多肉植物を育てている人が100%知っておくべき農薬取締法について分かりやすく解説します!
ついでに多肉に使っていい殺菌剤の便利で確実な調べ方も聞いてきたので、それもシェアしますね。
知ってた?ネット上でおすすめされてるほとんどの殺菌剤=農薬
私も同じように悩みました。
結果、YouTubeで生産者さんが紹介しているものを使ってみる。
この流れで農薬を選んだ人が多いのではないでしょうか。
多肉界隈でおすすめされているほとんどの殺菌剤や殺虫剤は農薬に分類されます!
したがって、農薬取締法を理解しておく必要が出てくるわけなんです。
農薬取締法についてざっくり解説
全体像を説明するとややこしいので、多肉を育てる上で必須なポイントをかいつまんで解説したいと思います。
使用方法を守らないと違反になる
薬剤に同梱されている説明書の使用方法を守らないと農薬取締法違反になります。
以降は、私が農林水産省(消費・安全局農産安全管理課農薬対策室)に問い合わせたものをそのまま会話形式でお届けします。
農林水産省に質問した5つのこと
質問1
多肉植物は観葉植物のくくりになるそうです!
多肉に使用する場合は観葉植物に使える薬剤か確認すること
質問2
農薬取締法は個人や団体、仕事や趣味などに関係なく、農薬を使う人が守らなければならない法律
質問3
写真右の黄色い四角で囲った部分の作物名に観葉植物の記載がないので、農薬取締法的には多肉への使用は不可となるようです。
記載がないと使えない!これ知らない人多いだろうなぁ。
質問4
懲役になる可能性はあるってことかなぁ…笑
農薬取締法違反の罰則は…
3年以下の懲役若しくは100万円(法人は1億円)以下の罰金!
質問5
初めて使う薬剤や小さな苗に対しては、慎重に薄く希釈して使用するケースもありそう。
ちなみに希釈倍数を濃くするのは違反です!
【必見!】違反にならない殺菌剤の便利な探し方
こう思った瞬間、農水省の方が便利なサイトを教えてくれました。
その名も農薬登録情報提供システム。
農薬登録情報提供システムの使い方
まずは農薬登録情報提供システムのサイトにアクセス。
- 上部タブの作物名で探す → 押す
- 作物を選択 → 花き類・観葉植物を選択
- 検索する
- 多肉に使える薬剤が一覧表示される
さらに病気の種類や害虫の種類で絞り込みも可能。
↓はうどんこ病を例にしてみた状態。
これでうどんこ病の対策で使用できる薬剤が調べられます。
作物を観葉植物で設定してるので、多肉に使用できる薬剤のみを検索可能。
このサイト経由なら使っていいか迷わないからすっごく便利!
まとめ:殺菌剤は農薬登録情報提供システムから検索しよう
こう思えてなりません。
正しい薬剤選びの知識って農業を生業にしているなど、限られた方のみのイメージがあります。
なので多肉初心者の方が間違えてしまうのも無理はないかなと感じました。
本記事をきっかけに薬剤選びで困る方が減れば幸いです。
多肉に使用する殺菌剤や殺虫剤は農薬なので、説明書の使用方法を守って正しく使用していきましょう!