まだ梅雨だからと安心していたら、突然の晴れ間!気温はなんと30℃越え!
晴れの日はもう真夏に近い日差しになってきました!!!
そう、夏の強い日光は多肉が焦げる原因となったり、高温障害を起こすことがあるんです。
この記事では多肉を葉焼けや高温障害から守る遮光ネットの張り方や選び方までわかりやすく解説していきます。
夏を越えるとなんだか多肉が焦げて可愛くなくなる…という方はぜひ最後までご覧ください。
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多肉植物の葉焼けや高温障害ってどんな状態?
多肉植物の葉焼けとは
多肉植物が焦げるってどんな状態なんだろう?
とくに多肉を始めたばかりの方は、葉焼けや高温障害がどんな風になるのか想像がつかないですよね。
葉焼けした多肉はこんな感じ。
日差しによって、多肉の爪や葉の一部が焦げて、黒や茶色に変色してしまうことを指します。
葉焼けは今まで日に当たっていなかったのに、いきなり直射日光に当たることで起きるので冬や春・秋など、そこまで日差しが強くない時期でも起きることがあります。
これと同様のことが真夏では起きていると考えられます。
梅雨で雨や曇りの日が続いていたのに、梅雨明けして急激に強い日差しが連日ジリジリ。
多肉のお肌(葉っぱ)は強い日差しに慣れていないために焼けちゃうんですね。
焼けてしまった葉っぱは元には戻らないので、そのまま多肉が育ってキレイな葉に入れ替わるまで待つしかありません。
多肉植物の高温障害とは?
多肉の高温障害って、あまりみたことがないって人も多いかもしれません。
高温障害になった多肉はこんな感じ。
葉が白く変色し、色が抜けたようになっています。わかりにくいものとわかりやすいものがあります。
これも強すぎる日差しや急激な温度の上昇が原因となることが多いようです。
中心部分に緑が残っているようなら日陰で養生すると新しく健康な葉が出てくることもありますが、変色した葉の色は戻りません。
こちらも傷んだ葉をもぎって、新しい葉が出てくるのを待つしかないです。
遮光ネットそれぞれの特徴と選び方
こんな被害を減らすためにできるのが遮光ネット!
遮光しすぎは徒長の原因にもなるので、ただ闇雲につけるのではなく、それぞれの特徴を知ってご家庭の環境にあったものを選んでみてくださいね。
販売されている遮光ネットは白・銀・黒の3色が多いです。
遮光性 | 遮熱性 | 汚れの目立ちにくさ | |
白 | △ | ◎ | △ |
銀 | ○ | ○ | ○ |
黒 | ◎ | △ | ◎ |
白い遮光ネットは多肉栽培にとってもオススメ!
白は遮光性は下がるけど、遮温性に優れ気温を下げる効果が高いとされています。
ハウスや多肉置き場を明るく保つこともできて、作業性もgood!
多肉はある程度の日光は必要な植物なので、徒長は防ぎつつ、温度上昇を防ぐことのできる白い遮光ネットは最高!
うちも白の遮光ネットをメインで使っています。
ただし、ホームセンターで白い遮光ネットは売っていないためネットで買っています。
シルバーの遮光ネットは遮光性も遮熱性も良く、バランス◎!
銀色の遮光ネットは温度はあまり上がらず光を反射する色なので、遮熱性が高く、黒い遮光ネットのように温度が上がりすぎる心配もありません。
汚れも目立ちにくいので、安心して使えます。
黒の遮光ネットは手に入りやすく遮光性は高いけど、遮熱性が低い
黒い遮光ネットは一番手に入りやすく、ホームセンターでも安価で購入できます。
汚れは目立ちにくいというメリットはありますが、光を遮ってしまうので、多肉植物が徒長してしまう可能性があります。
また光を吸収する分、温度が上がりやすいといったデメリットもあるため、多肉育成用の遮光ネットを選ぶなら黒以外がオススメです。
遮光ネットの遮光率はどれがベスト?オススメは?
遮光ネットの正解は、残念ながら一概に何%とお伝えすることができません。
その理由はそれぞれのおうちの環境によって、日の差し具合や日照時間が違うからです。
多肉の水分量も葉焼けには大きく影響があるので、水のあげ方によってもベストな遮光率は変わってきます。
なのでまずは低めの遮光率から初めてみて、焦げてしまうようだったら遮光率をあげる、徒長気味だったら遮光率を下げたり外して、微調整をしていくのがベストです。
22%寒冷紗と50%遮光ネットがあれば、組み合わせによって22%〜75%の遮光率を作ることができるんだそう!(すごい!)
大きめの苗は遮光弱め、小さめ苗や葉挿し、カット苗置き場は遮光強めなどと調節してあげるとより上手く育てられるんじゃないかと思います。
重ねたときの遮光率の求め方
こちらはYahoo知恵袋で調べました!違ってたらごめん!
22%と50%を重ねた時の遮光ネットの求め方を例に挙げます。
①まず透過率を出す
22%の遮光ネットの透過率は78%
50%の遮光ネットの透過率は50%
②パーセントを小数に直すので 100 で割る
0.78と0.5になる
③2枚重ねるので掛け算
0.78×0.5=0.39
④小数をパーセントに直すときは 100をかける
0.39×100=39%
透過率が39%だとわかる
⑤遮光率を求めるには
100(%)-39(%)=61%
となり22%と50%の遮光率を重ねると
61%の遮光率になります
遮光率22%の寒冷紗と遮光率50%の遮光ネットの組み合わせが最強!
22%遮光の寒冷紗と50%遮光の遮光ネットを組み合わせると、かなり広い範囲の遮光率をカバーできます!
つまり、この2つで季節に合わせて適切な遮光ができるってこと。
表にまとめてみたので参考にしてください。
遮光率 | ネットの組み合わせ |
22% | 22%寒冷紗1枚 |
39% | 22%寒冷紗2枚 |
50% | 50%遮光ネット1枚 |
61% | 50%遮光ネット1枚 |
75% | 50%遮光ネット2枚 |
遮光ネットをつけてみよう♪遮光ネットの張り方
それでは早速、遮光ネットを取り付けてみましょう。
注意点は通気性が悪くならないよう、植物から少し離すこと。
とくに黒いネットは熱を持ちやすいので、植物に直接当たらないように気をつけましょう。
うちの場合は多肉棚にカーテン式で取り付けてみました。
遮光ネットまとめ
強い日差しから多肉を守ってくれる遮光ネットは、私たちの強ーい見方でした!
あくまでおうちの多肉ちゃんたちのお顔を見ながら、梅雨で雨や曇りが続く時は外す。
真夏や焦げた多肉が出てきたら、遮光率をあげたものに変えたり、2枚重ねにするなど対応を変えていくのがいいのかなと思います。
もちろん、まったく葉が焼けたりしない時は遮光をしないという選択肢もありです!
遮光率が高すぎると多肉が徒長する原因になります。
紫外線には殺菌効果もあるから全部をカットしてしまうというより、多肉ちゃんの様子を見ながらバランスよく調整して付き合っていく。
それが大切なんじゃないかなと思います。
おうちの環境にあった遮光率がつかめてくればきっと去年よりも今年は、今年よりも来年はもっと可愛く多肉を育てられるようになりますよ。
あなたのおうちにあった遮光が見つかりますように。